リサイクル家電ワインセラーの処分方法5選

「使わなくなったワインセラー、どうやって処分すればいいんだろう…。」そんな悩みを抱えている方は多いのではないだろうか。大切に使ってきた家電製品の処分は、意外と頭を悩ませる問題であり、ましてやワインセラーのようにある程度のサイズ感を伴う場合には、より慎重な対応が必要になる。
そこで当コラムでは、ワインセラーの正しい処分方法5選と題し、処分方法についてわかりやすく解説する。さらに買い替えをご検討中の方に向けても、フォルスターおすすめのモデルを用途別に紹介しているので、ぜひ最後までご覧いただきたい。
ご事情に応じて、比較して、賢く処分しましょう。
ワインセラーは家電リサイクル法の対象品目であるため、適切な方法での処分が必要となる。
家電リサイクル法とは特定家庭用機器再商品化法のことで、平成13年4月1日に施行された法律で、エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機や衣類乾燥機の4品目を対象に、廃棄物の減量と資源の有効利用を推進するための法律である。
ワインセラーは冷蔵庫・冷凍庫のカテゴリーに含まれリサイクルの対象となるため、自治体の粗大ごみとしては処分できず、以下の方法での処分が求められる。
また、業務用として使用した場合、産業廃棄物としての処理が求められる場合があるため、お住まいの自治体へ問い合わせて適切な処理方法を確認していただきたい。
- 自治体の指定方法
ワインセラーを自分で処分する方法の一つに、自治体の指定する引取場所に持ち込む方法がある。この方法のメリットは、リサイクル料金と運搬費用を抑えることが可能な点だ。ただし、自治体によって回収・処分方法が異なるため、お住まいの自治体へ確認が必要である。
具体的な手続きとしては、郵便局で該当の手数料分の家電リサイクル券を購入し、指定された引取場所にワインセラーを持ち込む流れとなる。
なお、処分したいワインセラーの容量でリサイクル券料金は異なる。
例)
大(171L以上):税込5,600円
小(170L以下):税込5,200円当日用意していたものが違って引き取ってもらえなかった、などという引取業者とのトラブルを避けるため、事前に容量と金額については調べておこう。
- リサイクルショップ
ワインセラーの年式が新しく、正常に動作し、外観に傷や汚れが少ない場合はリサイクルショップでの買取が期待できる。特に、フォルスターやほか有名メーカーなどの高品質な製品は中古市場でも需要が高いため、状態によっては思いの外、高く買い取ってくれるケースもあるだろう。
ただし、リサイクルショップによって買取可能な年数などを製品ごとで定めているケースが多い。よって、 買取を希望する際は事前にリサイクルショップや専門業者に問い合わせ、査定を依頼することが重要である。
- 買い替えで販売店に依頼
新しいワインセラーへの買い替えを検討中の方は、購入時に販売店へ古いワインセラーの引き取りを依頼する方法がある。販売店へ持ち込む労力や料金(他人にお願いする場合)は必要だが、リサイクル料金を支払えば古い製品を引き取ってもらえるため、手間が少なくスムーズに処分できるのが最大のメリットだ。
ただし、フォルスターのようにメーカーが直接回収を行っておらず、全て販売店(主に家電量販店や厨房機器メーカー)に一任しているケースもあるため、この辺りは買い替え時に店舗へ確認しておこう。
- 不用品回収業者に依頼
迅速に処分を行いたい場合、不用品回収業者へ依頼する選択肢もある。この方法のメリットは、迅速かつ手間をかけずに処分できる点であり、業者が自宅まで回収に来てくれるため、運搬の労力を省けるほかリサイクル券を購入する手間もない。
一方、デメリットとしては高めの費用が発生することが挙げられる。料金は業者や地域によって異なるため、こちらも事前の確認が必要だ。
なお、違法な不用品回収業者には細心の注意を払っていただきたい。無許可の業者に依頼すると、不法投棄や高額な請求などのトラブルに巻き込まれる可能性があり、環境省のウェブサイトでも無許可業者への注意喚起が行われている。
信頼できる業者を選ぶために、チラシやインターネットの情報に惑わされず、自治体の許可を受けているかや一般廃棄物処理業許可を保有しているか、料金体系が明確かなどを確認することが重要だ。
- フリマアプリなどで販売する
使用可能なワインセラーを処分する際、フリマアプリやネットオークションへの出品も一案である。この方法のメリットは、売値を自分で設定でき、売却できれば収入を得られる点だが、正直あまりおすすめの方法とはいえない。
すぐに買い手が見つかるとは限らず、出品や購入者とのやり取り、梱包・発送などの手間がかかるデメリットの方が多い。さらに大型ワインセラーの場合は重量があるため、配送費用が高額になる可能性があるなど、費用対効果はあまり良くない処分方法といえる。

不法投棄は罰則対象なので、注意しましょう。
ワインセラーを含む家電リサイクル法の対象製品を適切な手続きを取らずに廃棄することは、不法投棄と見なされ法律で禁止されている。違反した場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、もしくはその両方が科される可能性がある。
先述した5つの処分方法を参考に、くれぐれも適切な処分方法を選び、法令を遵守した処分を行っていただきたい。
買い替えにも!フォルスターでおすすめのワインセラー
ワインセラーの処分を検討してる方の中には、同時にワインセラーの買い替えを検討している方も多いだろう。よってここからは、買い替え候補としてぜひ知っていただきたい、おすすめのフォルスター製品を紹介する。
用途や設置スペースに応じた最適なモデルを選び、快適なワイン保管環境を整えよう。
部屋に合わせてよりコンパクトに置きたい方に
フォルスターの最小モデルとして、プロセラーシリーズの「FJP-57GS(BK)」がある。このワインセラーは、20本のワインボトルを収納可能でありながら、コンパクトなサイズ感が特長である。

このミニマルさを可能にしているのがビルトインをも可能にする前面放熱設計であり、必要な放熱スペースを左右5mm、背面5mm、上部5mmに抑えることで、キッチンやリビングのインテリアに合わせてコンパクトに設置することが可能となっている。
熟成も考慮して容量が大きい方が良い方に
ホームセラーシリーズの「FJH-201GS」は、家庭用としては十分な最大84本のワインボトルを収納可能で、長期熟成を視野に入れた大量保管に適している。

なお、設計は温度変化によるワインへの刺激を最小限に抑える1温度タイプ。さらに、入れやすく、取り出しやすい全段スライドラックも使い勝手が良く、まさに家庭で大量のワインを保管し、熟成を楽しみたい方に最適なモデルである。
ワインセラーは賢く処分を!
ワインセラーは家電リサイクル法の対象品目であり、自治体の粗大ゴミとして処分することはできない。
主な処分方法は5通りほどあるが、どの方法を選ぶかはコストや手間、処分のスピードなどを考慮して決めるとよい。また、適切な処分を行わないと罰則の対象となるため、法令を遵守することが重要である。
なお、買い替えを検討している方はぜひ、フォルスターのワインセラーをチェックし、自分に最適なモデルを選んで快適なワイン保管環境を整えてみてはいかがだろうか。

ライター紹介

田中 純平 (Junpei Tanaka)
J.S.A認定SAKE DIPLOMA
WSET Level3
大学時代のスペイン留学中にワインの魅力に囚われ、帰国後はスペイン語とワインの二足の草鞋を決意。在学中にヴィノスやまざきでインターンを経験し、同年にワイン関連の資格を諸々取得する。卒業後はフリーランスとして独立し、スペイン語レッスンや(株)楽天グループの翻訳担当を経て人気ソムリエが監修を務めるお酒のウェブメディアや西日本新聞社運営の焼酎メディアにて監修ライターを務める。現在は副業にて、ワインD2C会社であるHomewineに携わり、ワインに関する相談にお答えするソムリエコンシェルジュサービスを担当中。